ハイリスク年子mama

子宮頸管が短い年子ママ。妊活から出産、育児に関する情報発信ブログ。

一人目初産での切迫早産の原因

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妊娠中は流産や早産など、ママや赤ちゃんの身体に危険を及ぼす恐れのあることが起こり得ます。
正期産である妊娠37~41週6日より早く生まれることを「早産」と呼びますが、その一歩手前の状態を「切迫早産」といいます。第一子の時は7ヶ月目(妊娠26週)の妊婦健診で初めて子宮頸管が短い事を知りました。そこから正産期に入る前日までの約3ヶ月間、自宅安静と入院をしました。

私が切迫早産となってしまった原因①

切迫早産になる理由として、大きく分けて母親側の原因の場合と、胎児側の原因の場合があります。

 

母親側の原因要素

妊娠高血圧症候群
・心臓病、腎臓病、糖尿病などの合併症がある場合
子宮頸管無力症
細菌性膣症からの絨毛羊膜炎を起こす場合

妊娠高血圧症候群

 妊娠20週以降に高血圧のみ発症する場合は妊娠高血圧症といい、妊娠前から高血圧もしくは妊娠20週までに高血圧の場合は高血圧合併妊娠と呼びます。この病気は、妊婦さん約20人に1人の割合で起こります。早発型と呼ばれる妊娠34週未満で発症した場合、重症化しやすく注意が必要です。

・子宮頸管無力症

 本来であれば子宮をしっかりと支えるはずの子宮頸管が何らかの形で子宮を支えることが難しくなり、出産を迎えていないタイミングで子宮が収縮を起こしたり、子宮口が開いてしまったりする状態のことをいいます。ほとんどが、自覚症状のない場合が多いとされています。おなかの張りや出血、おりものが黄色くなるなどの兆候がみられる場合もありますが、多くの場合検診によって医師に指摘され、初めて気が付くというケースが最も多いのです。初産では断定する事が難しく、次の妊娠でも起こりやすいため、その時点で病名がつくケースが多いようです。

・細菌性膣症からの絨毛羊膜炎を起こす場合

 細菌性膣症とは、乳酸菌をつくって膣内を酸性に保っている常在菌が、嫌気性菌に置き換わっている状態をいいます。この細菌性膣症が原因となり子宮頸管を軟らかくしたり開大したりします。炎症が卵膜にまで及ぶと、卵膜が薄くなり破水を起こしやすくなります。また絨毛膜などから子宮を収縮させる物質が出るため、子宮収縮が起こり、子宮口の開大や子宮頸管長の短縮をもたらします。

私の場合は、この細菌性膣症が原因(絨毛羊膜炎にはなっていない一歩手前の状態)の可能性があり、膣の洗浄を通院時には週に1回、入院中は毎日行っていました。

 

胎児側の原因要素

双子以上の多胎妊娠
・羊水過多、羊水過少
・胎児機能不全

・双子以上の多胎妊娠の場合

 多胎の場合、子宮の増大が早くお腹が大きく重たい張りやすくなる為、子宮頸管が短くなります。また、妊娠高血圧症候群など様々な合併症が増加することが知られており、単胎妊娠と比較して9割近くが早産になると言われています。

・羊水過多、羊水過少の場合

 胎児に何らかの異常があったり、多胎妊娠、母体糖尿病および様々な胎児疾患により起こりうる病気です。しばらくは無症状ですが、特に重度の羊水過多であると呼吸困難または痛みを伴う早期子宮収縮が起きたりします。

 

私が切迫早産となってしまった原因②

初産であり、安定期に入ってからも暫くは先生から順調と言われていたので、マタニティヨガやマタニティスイミングを習ったり、休みの日には旦那と遠くにデートしに出かけたりしました。妊娠6ヶ月頃、年末年始だった事もあり、1泊2日で伊勢神宮にお参りに行ったりしました。夜はかなり冷え込み、お腹の張りがやや気になりましたが、「妊娠するとお腹が張るもの」と思い込んでいて、無理をしていました。家の中でスリッパや靴下を履くという習慣がなかったので、冬場キンキンに冷えた床を素足で歩いたりもしました。
筆者の周りの先輩ママさんたちは、みんな順調に何事もなく出産していたので、何の不安もありませんでした。
その不安のなさや、知識不足が切迫早産に繋がったのだと確信しています。

以下、箇条書きで私のとった行動をまとめてみました。改めて書き出してみて、怒りがこみ上げます。

・お腹の張りは気のせい、許容範囲だと思っていた

・足がキンキンに冷えても何も思わなかった

・毎日、満員電車で片道1時間かけて通勤していた

・繁忙期には深夜残業も当たり前に行っていた

・体重管理ができておらず、妊娠前から約17kgも増えてしまった

・その為、良かれと思って過度な運動をしていた

・安定期に入ってからも性交渉をしていた

ウテメリンを飲み飛ばしたりしていた

・便秘の相談を先生にせず、勝手にコーラックを飲んでいた

・自宅安静の指示が出ていたにも関わらず、引越作業で重たいものを動かしたりしていた


と、まぁ本当に妊婦だったのか?と疑うような行動ばかりですね。

アクティブ妊婦という言葉に憧れていました。私と同じような行動をしていても、全く早産にならず、むしろ予定日を過ぎて出産する方もいると思います。
明らかに、病名が付いていたなら、行動を改めていたかもしれませんが、私の場合は、「原因不明」と言われていたので、緊迫度がわかっていませんでした。


今現在、二人目も同じように「原因不明、おそらく細菌性膣症からくる子宮伸縮によって子宮頸管が短くなっている」という診断でした。今回は過去の失敗を生かし無理のないゆっくりとした生活を送っています。

 

 

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